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角田裕毅の年収が低いって本当?これまでの実績や生い立ちを紹介!

F1レーサーの角田裕毅さんといえば、これまでF1世界選手権にフル参戦したドライバーの中で、「最も低い年俸」と言われていました。F1はスポーツの世界でもかなり高額な年俸を稼ぐことで知られているので、角田裕毅さんがどれくらいの年俸を稼いでいるのか、気になりますよね。今回は、角田裕毅さんの年収について、調査しました。

角田裕毅の年収が低いって本当?

角田裕毅さんは2024年まで、新人よりも年収が低いと言われていました。しかし、2025年は最下位から脱出しています。角田裕毅さんはF1で5シーズン目となり、推定額200万ドル(およそ3億円)ということで、全体で14番目となりました。2024年の年俸からは倍増する結果となり、角田裕毅さんのドライビングスキルが高い評価を獲得した結果のようですね。F1レーシングブルズから姉妹チーム・レッドブルに昇格し、強豪2番手ドライバーとなったことも大きいでしょう。

レッドブルへ昇格

角田裕毅さんが昇格したレッドブルでは、オランダのマックス・フェルスタッペン選手が絶対的1番手ドライバーです。以前2番手ドライバーだったメキシコのセルジオ・ペレス選手の年俸が1100万ドル(約15億7000万円)と考えると、角田裕毅さんが以下に低い年収だったかが分かりますね。ペレス選手と同じポジションなのにもかかわらず、日本人レーサーの給料が低く設定されているというのが現状のようです。200万ドルというのはスポーツ界では高額だと思いますが、F1界屈指の強豪チームの2番手ドライバーと考えると、格安といえるようですね。モータースポーツの最高峰と言われるF1で、たった20席をかけて争うドライバーたちにとって、年収はその実力を現す最も分かりやすい指標です。命をかけてレースに挑むので、収入も桁外れなのは想像に難くないですね。

角田裕毅と2025年シーズンの年俸一覧

F1レーサーの年収は、常に注目を集めています。2025年のラインアップが決定し、シーズン開幕以降もなにかと話題になっていますが、F1レーサーの年収も明らかにされています。

  • マックス・フェルスタッペン:6500万ドル(約99億円)
  • リアム・ローソン:100万ドル(約1億5000万円)
  • ランド・ノリス:マクラーレン 2000万ドル(約30億円)
  • オスカー・ピアストリ:600万ドル(約9億円)
  • ルイス・ハミルトン:6000万ドル(約91億円)
  • シャルル・ルクレール:3400万ドル(約51億7000万円)
  • ジョージ・ラッセル:1500万ドル(約23億円)
  • キミ・アントネッリ:200万ドル(約3億円)
  • フェルナンド・アロンソ:2000万ドル(約30億円)
  • ランス・ストロール:300万ドル(約4億6000万円)
  • カルロス・サインツ:1000万ドル(約15億円)
  • アレクサンダー・アルボン:800万ドル(約12億円)
  • ピエール・ガスリー:1000万ドル(約15億円)
  • ジャック・ドゥーハン:50万~100万ドル(約7600万~1億5000万円)
  • エステバン・オコン:700万ドル(約10億6000万円)
  • オリバー・ベアマン:100万ドル(約1億5000万円)
  • 角田裕毅:200万ドル(約3億円)
  • アイザック・ハジャー:50万~100万ドル(約7600万~1億5000万円)
  • キック・ザウバーニコ・ヒュルケンベルク:700万ドル(約10億6000万円)
  • ガブリエル・ボルトレト:200万ドル(約3億円)

角田裕毅さんは5シーズン目ということで実績もありますが、その割には安いという評価のようです。

角田裕毅の生い立ちや実績

角田裕紀さんは神奈川県相模原市出身。父・信彰さんがジムカーナ競技をしていた影響で、4歳から中井インターサーキットでカートに乗ります。キッズカート、ジュニアカート競技にも出場し、2010年にはJAF全日本カート選手権(ジュニアクラス)へ出場。2013年にはJAF地方カート選手権 東地域でシリーズチャンピオンとなりました。2015年には、ZAP SPEED Jr.でフォーミュラの練習をスタート。16歳のときに四輪レース出場のためのA級ライセンスを取得します。鈴鹿サーキットレーシングスクールフォーミュラ部門に入校し、卒業後はスーパーFJ岡山シリーズでデビュー戦初優勝を果たしました。

デビュー後いきなり優勝

角田裕紀さんは、スーパーFJ日本一決定戦やドリームカップでも優勝に輝きます。FIA-F4日本選手権にはSUTEKINA RACING TEAMから初レースとなる第11戦鈴鹿で2位となり、最年少表彰台に上ります。2017年は、FIA-F4日本選手権に参戦し、第2戦で初優勝を果たしました。このときも最年少優勝となり、シーズン3勝を挙げる快挙を成し遂げます。フォーミュラ4地方選手権 東日本シリーズでも総合1位となり、日本一決定戦も勝利となりました。2018年はホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト育成ドライバーに選ばれ、FIA-F4日本選手権開幕戦からチャンピオン争いを展開します。最終的にシリーズチャンピオンを獲得しました。2018年には、ホンダがレッドブル・レーシングと提携し、日本人ドライバーの育成プログラムをスタートさせました。そこで高く評価され、HFDPとレッドブル・ジュニアチームに同時所属することになっています。

ヨーロッパ進出

2020年シーズン終了後に行われた国際自動車連盟(FIA)の年間表彰式では、「FIAルーキー・オブ・ザ・イヤー」を日本人初受賞。2021年シーズンからアルファタウリでのF1参戦が発表され、小林可夢偉選手以降7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生となりました。しかし父親曰く、角田裕毅さんは最初F1をナメていたようで、トレーニングもろくにしていなかったとか。性格上結果が良いと努力を怠り、調子に乗ってしまうようなので、最初に失敗したほうがいいという意見もあるようです。角田裕毅さんは初年度の車がアルファタウリのベストで、そこからどんどんマシンの性能が落ちていったという不運もあったとか。角田裕毅さんの実力は上がっていくのに結果が出ない日々を3年間過ごしてきたそうです。本番に強いので、開幕戦でいきなりポイントを獲るなど、精神的にタフなところが強みなのかもしれません。

まとめ

今回は角田裕毅さんの年収について、紹介しました。角田裕毅さんはF1レーサーのトップチームの中では年収が低い方のようです。それでもおよそ3億円と、スポーツ界の中では高収入なのが分かりました。日本人初の快挙をいくつも成し遂げており、ヨーロッパ進出してからも実績を残しています。今後の活躍が楽しみですね!

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