モータースポーツの最高峰とも言われている、「F1」ことフォーミュラ1チーム。年間の観客動員数は400万人を超えており、ヨーロッパを中心に世界中で人気を獲得している。F1世界選手権はグランプリと呼ばれる複数のレースによって構成されるシリーズである。今回は、フォーミュラ1チームについて、調査しました。
【2025】フォーミュラ1チームを紹介!
F1が75周年を迎える2025年は、全てのチームが2月18日にロンドンで開催された特別キックオフイベント『F1 75』に参加し、マシンのカラーリングを発表しました。2025年のフォーミュラ1チームについて、順番に見ていきましょう。
- マクラーレン・フォーミュラ1・チーム (イギリス)
- スクーデリア・フェラーリ・HP(イタリア)
- オラクル・レッドブル・レーシング(オーストリア)
- メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム(ドイツ)
- アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チーム(イギリス)
- BWT・アルピーヌ・フォーミュラワン・チーム(フランス)
- マネーグラム・ハースF1チーム(アメリカ)
- ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラワン・チーム(イタリア)
- アトラシアン・ウィリアムズ・レーシング(イギリス)
- ステークF1チーム・キック・ザウバー(スイス)
フォーミュラ1チームはF1コンストラクターと違いはある?
コンストラクターとは、オリジナルマシンを製造しグランプリに参加するチームを指します。「コンストラクター≒チーム」なのですが、分かりづらいので「チーム」と捉えると良いです。F1の賞金はコンストラクターズチャンピオンシップの順位で決まり、年末にチームスタッフに支払われるボーナスに反映されます。F1ドライバーは優勝しても賞金をもらえませんが、所属チームの基本給に上乗せされるようです。そのため、コンストラクターズランキングは非常に重要視されます。最も多くのチャンピオンシップポイントを獲得すれば、チャンピオンシップでの順位に影響が出るということですね。
チャンピオンシップの順位によって賞金が異なる
チャンピオンシップの順位によってチームの賞金が大きく異なり、その順位が翌年の予算にも反映されます。賞金の分配はどんどん公平になっており、チームの支出額は上限があるので、以前よりフラットになっているとか。チームには、高度なコンピューター技術を使ってマシンを開発する時間と、テスト走行もする必要があります。この手当は上位チームに70%ほど制限され、下位チームは115%と増額されます。
ガレージの位置も重要
ピットレーンにおけるガレージの位置も、コンストラクターズランキングの順位によって左右されます。チャンピオンチームはピットレーン入口に最も近いスペースとなり、10位以下のチームは反対に出口に近いガレージを使うことに。入口に近ければドライバーからピットクルーが待機しているのがよく見え、他のチームをかわさずピットストップが行えます。短いピットレーンが混雑するような場所では、非常に重要な要素です。ピットレーンの最初のピットボックスは、大渋滞が発生すると、出ることが難しくなります。ポイント獲得のチャンスがない場合も、最下位にはならないためのチャンスは残っているようです。
ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトル
グランプリには、各ドライバーが獲得ポイントで競うドライバーズタイトルと、チームのドライバーで合計獲得ポイントを争うコンストラクターズタイトルがあります。コンストラクターはF1スポーティング・レギュレーションで定められており、「コンストラクターとは、リスティング・チーム・コンポーネント(LTC)の知的財産を保有する者を指し、エンジン、シャシー名はコンストラクターによって名付けられる」となっています。シャシー製造者とエンジンメーカーが違う場合は、前者にタイトルが与えられるようですね。
F1コンストラクターズチャンピオンシップとは?
F1コンストラクターズチャンピオンシップとは、正式名称「FIAフォーミュラ・ワン世界選手権コンストラクターズチャンピオンシップ」を指します。F1における2つの世界選手権のうちの1つで、シーズンを通じて最も多くチャンピオンシップポイントを獲得したF1チームが、世界チャンピオンとなります。チームでの戦略はドライバーのためというより、チームのポイント獲得のためとなっていますね。ドライバーは不本意ながらも、自分のレースを犠牲にしなければならない場合があります。チームが2つの異なるレース戦略を取る場合は、より速いドライバーが最適な戦略を取ることになるようです。
コンストラクターズランキングの歴史
各ランキングはシーズン中に並行して開催され、F1の全チームがコンストラクターズランキングを争います。ドライバーズランキングの方が観客受けはしますが、チーム運営側の人間にとっては、コンストラクターズランキングの方が重要なのです。1950年に初めてF1世界選手権が開催された際は、ドライバーだけで、コンストラクターズランキングはありませんでした。1958年にスタートして以降、採点方式が頻繁に変わっていきましたが、1991年からは現在の方式が採用されています。各チームはレースごとに2台のマシンを設置し、その2台がシーズンを通し獲得したポイントを競うことに。これが、コンストラクターズランキングでチームのポイント合計となります。
2025年のF1世界選手権に参戦するコンストラクター
2025年に参戦するコンストラクター一覧を、紹介します。
- フェラーリ(パワーユニット・フェラーリ)
- マクラーレン(メルセデス)
- ウィリアムズ(メルセデス)
- レッドブル(ホンダ・RBPT)
- メルセデス(メルセデス)
- ハース(フェラーリ)
- アストンマーティン(メルセデス)
- アルピーヌ(ルノー)
- キック・ザウバー(フェラーリ)
- レーシングブルズ(ホンダ・RBPT)
まとめ
今回は、フォーミュラ1チームについて紹介しました。2025年のフォーミュラ1チームが発表され、今後のレース展開に注目が集まっています。これから熱い戦いが繰り広げられるでしょう!