ここ5年の間に、世界的にじわじわと人気が上がってきているF1。ついつい気になるのがF1ドライバーの年収ですよね。最近では、F1もブックメーカーで楽しめるのだとか。意外にも勝負を見極めるときにF1ドライバーの年収や人気が参考になることもあるかもしれません。この記事では、F1の年収について、F1で活躍している日本人について、そして人気選手にもフォーカスしてみました。
F1とは?
F1は、FIA(国際自動車連盟)が主催する世界選手権を指し、正式名称は「フォーミュラ1(Formula One)」で、モータースポーツの最高峰です。F1は、特定の技術規定(フォーミュラ)に基づいて作られたレーシングカー(フォーミュラカー)による世界中のサーキットを巡るレースシリーズで、各チームは自慢のマシンとドライバーを投入し、年間数十戦を戦い抜きます。技術力、戦略、そしてドライバーの才能が混じり合う、まさにモータースポーツの祭典です。
年収ってどのくらい?
F1トップレーサーの年収は、チームやドライバーの契約内容、成績によって大きく変動しますが、一般的に数億円から数十億円程度とされています。レースの賞金もありますが、テレビ放送権やスポンサー料など巨大なマーケットが背景にはあります。
トップドライバーの報酬は?
さっそく、リアルなトップドライバーたちの2024年の報酬を見ていきましょう。
- マックス・フェルスタッペン(レッドブル):約7500万ドル (約116億円)
- ルイス・ハミルトン(フェラーリ):約5700万ドル (約88億円)
- ランド・ノリス(マクラーレン):約3500万ドル (約54億円)
- フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン):約2750万ドル (約43億円)
F1ドライバーの最低年収は、一般的に100万ドル(約1億5千万円)程度とされており、チームやドライバーの経験、実績によって大きく変動します。
Forbesによると、2024年のF1全ドライバーのサラリー+ボーナス総額はなんと約3億1,700万ドル(約500億円)に達し、前年比23%増という記録もあります。この%上昇は目を見張る金額ですね!それだけ、F1に注目が集まっているとも言えますね。
ボーナスやスポンサー収入も
ドライバーたちは、契約に組み込まれたパフォーマンスボーナス(勝利、表彰台、チャンピオン獲得など)でさらに増額。他にも、大手企業とのスポンサー契約や、ファッション、フィルム、スポーツ関連などへの資産運用収入などもプラスされていくため、公表されているF1ドライバーの年収は、あくまでも基本部分ということになるのです。
F1で活躍している日本人ドライバー
2025年現在、F1で活躍する日本人唯一のドライバーは角田裕毅です。彼は2021年シーズンからF1チーム スクーデリア・アルファタウリ(現レーシングブルズ)の公式ドライバーとして参戦しており、2026年シーズンはレッドブル・レーシングに移籍することが発表されています。
歴史的な日本人ドライバーたち
続いて、過去の日本人F1参戦ドライバーを振り返ってみましょう。
中嶋悟
1987年から1991年までF1にフル参戦し、日本人初のF1フルタイムドライバーとして知られています。
鈴木亜久里
1988年から1995年までF1に参戦し、1990年の日本GPで3位表彰台を獲得しました。日本人として初めてF1で表彰台に立った快挙は、今も語り継がれています。
片山右京
1992年から1997年までF1に参戦し、予選での速さが光りました。その果敢な走りから「カミカゼ・ウキョウ」としてファンに親しまれました。
佐藤琢磨
2002年から2008年までF1に参戦し、2004年のアメリカGPで3位表彰台を獲得しました。その後もインディ500で二度の優勝を果たすなど、世界で活躍を続けています。
小林可夢偉
2009年から2012年、2014年にF1に参戦し、2012年の日本GPで3位表彰台を獲得しました。
その他にも井出有治、中野信治、高木虎之介、高橋国光、星野一義、高原敬武、桑島正美、山本左近などもがF1に挑んだ日本人レーサーです。
F1の人気選手たち
世界的に人気の高い選手を5人とその人気の理由をピックアップしてみました。どんな感じの選手なのか、ぜひチェックしてみてください!
オスカー・ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)
若手ながら成熟した走りが光り、その人気はここ数年かなり高め。控えめながら賢いキャラがファンに好印象。
ランド・ノリス(マクラーレン・メルセデス)
SNSでのユーモアやファンとの距離感の近さ。長年のマクラーレン所属でファンも多く、イギリス国内でも人気上昇中。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)
圧倒的な速さと勝負強さ。レッドブルの象徴的存在であり、オランダ国内では国民的スター。
ジョージ・ラッセル(メルセデス・ベンツ)
紳士的な人柄と端正なルックスで女性ファンも多い。知的なコメントがメディアでも好印象。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)
フェラーリのエースとしての存在感、そして端正な顔立ちと誠実な性格で世界的な人気を誇る。
まとめ
F1の年収や人気選手は、いかがでしたか?派手な数字だけでなく、その背景には契約交渉力、ブランド力、ボーナス設計など緻密なビジネス戦略が隠れています。日本人ドライバーの存在感も徐々に増してきているので、今後のF1にもぜひ注目して言ってくださいね。