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コラム

F1スプリントとはどんなルール?いらないと言われる理由やメリットも調査

2026年2月20日

F1を初めて観戦する人は、何度もレースをしいていてどれが本番なのか分からなくなることが多いと思います。特にF1スプリントという言葉は、レースの仕組みを分かっていない人にとって何が短距離レースなのかと首をかしげてしまうことでしょう。そこでこの記事ではF1のスプリントとはどういうルールで行われるものなのかを紹介しています。一部ではいらないとさえ言われているスプリントにどんなメリットがあるのでしょうか?気になる人はぜひご覧になってください。

F1スプリントのルールについて

F1スプリントとは簡単に説明すると、本レースとは別に短距離レースを行う制度のことです。全てのレースでやるわけではなく、毎年違うサーキットで行われる制度になっています。本レースのスターティンググリッドを決める目的で2021年から導入されましたが、結局本来の目的で開催されたのは最初の1シーズンのみでその後毎年のようにルールが微妙に変わっています。なので、各年によってどのような違いがあるのかを次の見出しでご覧になってください。

2021年のスプリントのルールについて

2021年に開催されたスプリントレースは、スプリント前に予選のスターティンググリッドを決めて、翌日に本レース決勝のスターティンググリッドを決めるレースをするという構成でした。つまりフリー走行と決勝レースを含めるとドライバーは合計5回のレースに出場することになります。さらにスプリントには決勝レースとは別に、上位3台に順位に応じて1ポイントから最大3ポイントまで付与されます。なお、このルールはイギリスGPとイタリアGPとサンパウロGPのみで適用されたスプリントのルールで、他の通常レースには適用されていません。

2022年のスプリントとは

2022年F1スプリントとは、一番不評だったスプリントだったと思われます。その理由は、1番グリッドの獲得条件が非常に分かりにくいからです。例えば予選1位だったドライバーがポールポジションである点は変わりませんが、スプリント決勝レースの順位でスターティンググリッドの位置が決まるというルールになっています。つまり予選でいくら早くても決勝で1番グリッドを獲得することはできず、レースの結果によってはポールポジションと決勝レースの1番グリッド獲得者が違うという状況になります。このルールはドライバーからも非常に不評で、2022年ではケビン・マグヌッセンがポールポジションを獲得したものの、スプリントでジョージラッセルが優勝したため、1番グリッドはジョージラッセルになりました。一休さんみたいな説明になって申し訳ないですが、つまりポールポジションの栄誉と1番グリッドのメリットを得るには、予選と決勝スプリントの両方に勝たないと意味ないということです。

改善された2023年スプリント

2023年のF1スプリントとは、通常のレースとは別で構成された事が印象的なレースでした。つまりスプリントの結果は本番の決勝レースに影響を及ぼすことはなく、決勝レースのスターティンググリッドは専用の予選で行われるようになっています。対してスプリントのスターティンググリッドは、スプリント・シュートアウトという専用の予選が開催され、本レースの予選と差別化を図っています。ただし、2023年のルールだとマシンのセッティングを自由に変更できないタイミングが多すぎて、ドライバーもチームも大混乱に陥った悪しきルールとして認知されています。

やっと安定した2024年からのスプリント

2024年から2026年現在までに開催されているスプリントとは、ファンからも「まぁこれなら許せるか?」と言われるまでルールが改正されています。一番のポイントはレース開催の順番が正常になったことです。2023年までは予選と決勝レースの間にスプリント開催されるため、セッティングはどうするんだとチームから不評を買っていました。しかし、2024年になると予選と決勝、スプリント予選とスプリント決勝がそれぞれ連日になり、マシンを自由にセッティングできるようになっています。観戦者としても間に別のレースが入ることで若干混乱気味だったので、スプリントいるいらない問題は別として順番が分かりやすくなったのは良いと思いました。

F1スプリントがいらない理由

F1スプリントとは、名前こそ格好良く付けてはいますが、要は予選の回数を増やしているだけなのでレース全体が間延びしている間隔になってしまいます。元々F1はスピード感のある展開が魅力のレースなはずなので、それをあえて予選を増やしレース時間を伸ばしてしまうこと事態に疑問の声を上げるファンも多いです。筆者もスプリントはいらないと思っている派で、そんなにレース時間を伸ばしたいなら本レースの周回数を伸ばせば良いだけです。あえて予選を何回もやって見ている人を困惑させなくても良いのかなとは思っています。また、スプリントに参加する部分の予算が増やされたとはいえ、本レースに出場できるほどマシンに余力を持たせておく必要があるので、スプリントでは過激な駆け引きをせずに走る傾向にあります。したがって、見ている人はスプリントのレース展開をつまらないと感じる人も多く、初年度から大不評でした。

メリットもあるF1スプリント

F1スプリントとは単純にマシンが走る距離が増えるため、スプリント用として使えるタイヤも供給されるルールです。また、決勝とは違いピットストップの回数制限もないので、セッティング次第ではノーピットでF1スプリントを走りぬくことも可能です。ただし、セッティングにはパルクフェルメ規定というルールが存在し、スプリント専用のマシンに仕上げる行為を一部禁止しています。そのため、スプリント用に仕上げるのか決勝用に仕上げてスプリントは様子を見るのか各チームの戦略を楽しむことができます。ただし、パルクフェルメ規定はレース開催時期によってルールが多少変更されており、特に2023年までと2024年以降では以下のような違いがあります。

2023年までのルール2024年以降
燃料の排出や追加などのセッティング変更のみ許可。 パワーユニットの出力調整など、マシンの走りに大きな影響を及ぼすセッティング変更はできない。スプリント開始からパルクフェルメ規定が解除され、本レースの予選開始まで自由にセッティングを変更できる。 つまり、セッティングに不安があるチームは、スプリントを完全に決勝用に調整するためのレースと割り切ることができる。

まとめ

F1スプリントはメリットがありつつも若干不評の声が多いので、これから継続して行っていくのか疑問ではあります。しかし、短距離のレースを手軽に楽しめたり、専用のセッティングでアグレッシブに仕掛けるドライバーもいるので、レース展開が面白くなるという見方もできます。しかし、筆者としてはスプリントはいらないと思っているので、ルールをもっとわかりやすくしてほしいのですが、この記事をご覧になっている皆さんはどのように感じましたか?

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