競馬・競輪・競艇と共に、公営ギャンブルにはオートレースというバイクのレースがあります。近年では、「ブックメーカーとは何か?」といった海外の賭け文化に関心を持つ人が増える中で、オンラインカジノなどを通じてオートレースに興味を持つ方も増えているようです。
このオートレースには、ハンデがあるというのですが、実際にはハンデとはどんなものなのか、ハンデのあるレース予想についても解説していこうと思います。
オートレースとは?
オートレースは、オートバイを使用して行われる公営競技で、1周500mのオーバルコースを左回りで周回し、順位を競います。通常、8台のオートバイが出走し、レースは6周(3,000m)であったり、レースの種類によっては8周(4,000m)や10周(5,000m)の場合もあります。
ハンデがある?
オートレースにも「ハンデ」という設定があり「ハンデレース」が行われます。これは、選手間の実力差を埋め、全選手に勝利のチャンスを与えるための制度です。ハンデレースにおいては、実力のある選手が常に勝利してしまうと、レースの興奮やギャンブル性が損なわれる可能性があります。そのため、レースをさらに面白くするために、選手の実力やランクに応じてスタート位置を後方に設定し、競技性を高めています。
ハンデはどのように設定される?
ハンデは10m単位で設定され、最大で110mまで設けられます。スタートラインを0mとし、10m、20m、30mと後方にラインが引かれ、実力の高い選手ほど後方からスタートします。これにより、全選手がほぼ同時にゴールする緊張感のあるレース展開が期待できます。
ハンデレース予想のコツとポイント
さっそくハンデレース予想について解説していきましょう。
ハンデレース予想のコツ
ハンデレースの予想を行う際、まず「試走タイム」の確認が重要となってきます。試走タイムとは、レース前に各選手が100mを走行して計測されるタイムで、マシンのコンディションや選手の調子を把握する指標となります。一般的に、10mのハンデは0.01秒に相当すると考えられているので、ハンデなしの選手の試走タイムが3.50秒、ハンデ50mの選手の試走タイムが3.40秒の場合、ハンデを考慮した想定競走タイムはそれぞれ3.500秒と3.450秒となります。この場合、ハンデ50mの選手の方が有利だということが判断できます。
ハンデ以外の要素にも注意
試走タイムはあくまで単独走行でのタイムであり、実際のレースでは他の選手との位置関係やスタートの得意不得意、天候、コース状況など多くの要素が影響します。特に、後方からスタートする選手は前方の選手を追い抜く必要があり、その際の技術や戦略が重要です。また、雨天時のレースでは、雨を得意とする選手(雨巧者)が有利になる傾向があります。そのため、選手の雨天時の実績やコース特性を考慮することも予想の精度を高める要素となります。
ハンデレース予想のポイント
オートレースのハンデレース予想を行う際には、上記のコツやハンデ以外の要素、そして、以下のポイントを総合的に考慮することが重要になってきます。
- 試走タイム:選手のマシンコンディションや調子を把握するための基本的な指標です。
- ハンデ位置:各選手のスタート位置を確認し、ハンデをタイムに換算して比較します。
- スタート力:スタートダッシュの得意不得意は、レース展開に大きく影響します。
- 天候・コース状況:雨天時やコースの特性に応じて、得意な選手が変わることがあります。
- 選手の近況成績:最近のレース結果や調子を確認し、好調・不調を見極めます。
これらの要素を総合的に分析し、レース展開を予想することで、的中率を高めることができます。また、実際のレースを観戦し、選手の特徴やレース展開のパターンを学ぶことも予想力向上につながります。
まとめ
オートレースにハンデが実際にあることや、ハンデのあるレース予想について解説してきましたがいかがでしたか?
オートレースは、ハンデ制度により実力差を調整し、白熱したレース展開を生み出しています。予想を行う際には、ハンデや試走タイムだけでなく、多角的な視点で情報を収集し、分析することが重要です。これにより、より精度の高い予想が可能となり、オートレースの魅力を一層深く楽しむことができるでしょう。