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F1ドライバー

【F1 】レッドブルの強い理由を紹介!衰退していると噂についても

2025年8月20日

F1で活躍しているレッドブルですが、最近の活躍はレッドブル史上最上位といっても過言ではありません。そうなるとこの活躍にどんな秘密があるのか気になりますよね。

そこでこの記事では、レッドブルが強い理由を紹介すると共に、一部で囁かれている衰退の噂についても紹介しています。

レッドブルが強い理由を解明してみた

F1のレッドブルが強い理由で最初に思い浮かぶのはピットストップのタイムです。2025年8月現在のF1はルール改正によって必ずピットでタイヤ交換を行う必要があり、レース中の給油は禁止されています。そのため、レッドブルは少しでもタイムロスを無くすためにタイヤ交換作業の最適化に努めてきました。この努力によって導き出されたタイヤ交換のタイムはなんと1.82秒で、ギネス記録に残ったこともあります。

F1レッドブルの凄さが分からない人にも分かりやすく説明すると、F1は全長5.5メートルの車20台が時速300キロ近くで走行しているため、秒速にすると80メートル近くになります。仮に縦列渋滞のようにレースが混戦していて、トップの車がピットストップで1秒タイムロスしたとしたら、一気に14位まで順位を落とすことになるので、ピットストップのコンマ何秒の違いは非常に重要なんです。

【2025年版】レッドブルが使っているマシンについて

F1では毎年レースやドライバーに対して様々なレギュレーションが追加変更され、2025年のレッドブルもその対応力の高さが評価されています。特にレースファンの間で話題になっているのは、2024年から制限された金属パーツの使用量とそれに対するダウンフォースの変更です。2024年のレッドブルはダウンフォースの調整に苦しみ、若干成績を落としている傾向にありました。しかし2025年はカウル内を中心としたデザインのシンプル化を行い、ボディ全体がより精錬されています。

また、カウル内のシンプル化は2025年のレギュレーション変更にあった、マシンやドライバーの重量バランスの変更にも対応しているものと思われます。

マシンに搭載されているエンジンとは

F1レッドブルは2025年現在ホンダ製のHondaRBPTH003というエンジンを使っています。実はこのエンジン2024年度版では速度不足に悩まされることがあり、2025年にはそれらを解決することでより早いエンジンになっています。特にストレートエンドのトップスピードが、実践で時速293キロ出ている点は他のチームよりも大きなアドバンテージと言えるでしょう。

ちなみにストレートエンドのトップスピードとは、コースのストレート区画終了近くで計測した最もスピードが早くなっているときに計測したマシンの速度です。コーナーリングはドライバーの腕で解決できることもありますが、マシンスピードはドライバーの腕だけでは解決できないので、それが早いということはレースを有利に進められるということになります。

レッドブルのマシンを最大限活かしているドライバーの存在

レッドブルは2025年現在マックスフェルスタッペンがドライバーを担当しています。しかもこのマックスフェルスタッペンは、2021年から2024年までの4年間連続でワールドチャンピオンを獲得しています。マシンの不調やセッティングミスなど、外的要因に悩まされることもありましたが、それでもドライバーの腕は史上最高とまで言われています。さらに2025年8月現在のマックスフェルスタッペンも3位につけているので、5連覇の可能性も残されていることでしょう。

また、2026年に向けたチームの状態をインタビューされたときは、エンジン開発に遅れがでていると聞いているが心配はしていないと応えていました。そのため、既にマックスフェルスタッペンの中では現在のレースだけでなく来シーズンのレースのことも描かれていると思われます。

レッドブルが衰退しているという噂は本当?

F1レッドブルが衰退しているのは一部では事実でしょう。理由はレッドブルにエンジンを供給していたホンダがレッドブルへ技術提供のみに縮小するからです。一見するとホンダのサポートを得られるから同じなのでは?と思われますが、これは違います。実は2025年7月に発表された情報によると、2026年にF1でレッドブルが使うエンジンの開発が遅れているからです。

いくらホンダからの援護があるとはいえ、今までエンジン開発をしてこなかった企業がエンジンを開発するのはすごい労力になるはずです。まだ衰退した確証はありませんが、チームが油断できない状態にあるのは確実です。

レッドブル不正による衰退とは

兼ねてからレッドブルは、コストキャップ違反の前科がありました。コストキャップとはチームや企業の経済事情でレースに差が生まれないように、使える資金を制限するというルールです。過去にレッドブルはこのコストキャップを不正に申請しており、それによってレースに勝っていたと強く糾弾されたことがあります。

しかし、2025年現在は不正調査も厳格化されてコストキャップ違反ができなくなり、レッドブルの優位性が少なくなっているといえます。こういった事実がF1レッドブル衰退の噂に繋がっているのでしょう。

DRSシステムの廃止とレッドブル衰退

2026年からF1ではDRSシステムの廃止が発表されているので、これによってトップスピードが速かったレッドブルのマシンは大きな仕様変更を余儀なくされています。今までのDRSは直線コースの速度を伸ばすための意味合いが大きかったのですが、2026年はアクティブエアロと呼ばれる直線とコーナーで空気抵抗を変えるシステムが導入されます。

このアクティブエアロはDRSよりも直線でのスピードが伸びにくいとされ、一部ではオーバーテイクの機会が損なわれるとも噂されています。実は歴代のレッドブルは、どんなレースでもオーバーテイクの回数が多かったのですが、DRSが廃止されたことでレッドブルの特徴でもあったオーバーテイクが少なくなります。そのため、常に上位に食い込むようなレース展開は厳しいのではと予想されます。

まとめ

F1レッドブルは技術力の高いマシン設計と、それを活かすマックスフェルスタッペンというドライバーのおかげで強いレーシングチームとして知られています。しかし、F1は毎シーズンレギュレーション変更をするため、それにレッドブルが対応できなくなると衰退するのではと心配されることもあります。特に2026年は空力性能を大きく変える機能が変更されるので、レッドブルにとって来季も油断できないシーズンとなることでしょう。

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