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カナダGPのコースの特徴や見どころは?開催地モントリオールの魅力も紹介!

2026年2月24日

F1のカナダGPで使われているジルヴィルヌーブサーキットは、1978年に設立されてから様々なドラマを産み出してきました。そこでこの記事ではカナダGPには具体的にどのような特徴や見どころがあるのかを紹介しています。実際に有名なオーバーテイク劇が起こった場所も踏まえた上で紹介しているので、まだコースの名称とF1の名シーンが起こった場所が合致しない人には特にご覧になっていただきたいです。

ジルヴィルヌーブサーキットのコース幅について

カナダGPで使われるジルヴィルヌーブサーキットのコース幅は10mから15m程度なので、幅が狭いことで知られているモナコGPと同程度に狭いことが分かっています。広いコースだと20m近くあるので、カナダGPはオーバーテイクが難しいコースとして知られています。特に14あるコーナーの内、ほとんどが狭くなっているため、オーバーテイクの難易度がさらに跳ね上がっています。そんな中でもしっかりオーバーテイクできると印象付けたのは、2011年のジェンソン・バトンです。このレースでジェンソン・バトンは、チームメイトのルイスハミルトンと接触して、ピットストップを強いられることになりますが、その後そのハンデを全て盛り返して優勝しています。トップのセバスチャン・ベッテルのスピンに助けられた影響もありますが、最下位だったジェンソン・バトンが後ろから迫ってくるプレッシャーはかなりものだったのではないでしょうか。

チャンピオンズウォールとは

カナダGPのチャンピオンズウォールとは、2003年に改修されたシケインの影響で誕生した難所です。シケイン前は長いストレートセクションになっているのですが、改修前はシケインが2か所あったりカーブがあったりして事故が多発していました。そこで幾度も改修をしており、最終的に鋭角のシケインを残し前後をストレートのセクションにすることで、ブレーキの我慢比べをするセクションとしてドライバーに知られています。あまりに進入速度が早すぎると1999年カナダGPのように、デイモン・ヒルとミハエル・シューマッハとジャック・ヴィルヌーブが相次いでクラッシュするという事態になります。反対に進入速度を抑えすぎると、前のセクションのDRSで稼いだタイムアドバンテージが無くなってしまいます。

縁石カットが良く使われるコーナー

従来のカナダGPは縁石をカットを利用したコーナーリングが多用される傾向にあり、ミスしてコースアウトしてもすぐに復帰できるという少しルール的にはグレーな部分がありました。しかし2023年カナダGP開催を前にターン1とターン2に設置されたコンクリートバリアの距離が延長され、コースアウトすると簡単に復帰できないようになっています。車の運転をしている人にも分かりやすく説明すると、イエローカットで車線変更できないように、黄色線の上に頑丈な防壁を設置するようなイメージを持つと分かりやすいと思います。しかし、この変更はドライバーから凄く不評で、より危険度の高い事故が発生するのではないかとも言われているため、今後再度改修される可能性があると思います。

カナダGPに設置されている逆バンクとは

カナダGPのジルヴィルヌーブサーキットの逆バンクとは、コースの内側が高く外側に低くなっているセクションのことです。そのため、ハンドリングだけでなくコーナーの進入速度が十分に確保されていないと、アウト側にマシンが流れてしまいタイムを稼げなくなってしまう危険性があります。感覚が分からない人は、階段を横に向いてカニ歩きで上り下りしてみてください。恐らく階段を上るときは、足元に段差がすぐに迫ってくるので、距離感を掴みやすいと思うんです。しかし、カニ歩きで階段を下ると、登るときよりも段差が遠く見えるので、距離感が掴めなくて転びそうになりませんか?この感覚と同じ状況がカナダGPの逆バンクで起こっていて、しかも速度は時速200キロメートル以上なんてことがざらになるので、事故が発生しやすくなります。したがって、ドライバー達は多少縁石に乗り上げてでも安全に距離感が把握できるコースのイン側を走っています。

トップスピードが見られるカジノストレート

カナダGPのカジノストレートとは、ターン10のヘアピンを超えた先にあるロングストレートのことで、シケインまでは1㎞ほどあり途中からDRS区間に設定されています。カジノストレートと呼ばれている理由はコース内側にカジノがあるからで、もちろん一部の場所からはレースを観戦することができます。ただし、カジノのあるホテル料金込のレース観戦チケットは日本円で最低でも1000万円近くする上に超人気チケットなので入手するのはかなり困難でしょう。そんなカジノストレートですが、一番怖いのは路面状況の悪化です。カナダGPでは一部公演などの半公道を使っているため、コース整備が追いついておらずタイヤがグリップしにくくなっています。

また、カナダGP自体がハイスピードサーキットになっているため、マシンのダウンフォースを削るセッティングにしているチームが多く、そのことでブレーキが効きにくくなっていてストレート後のカーブでコースアウトしたりクラッシュしたりするのが増えています。

モントリオールの魅力

モントリオールの魅力は、ファンタジア国際映画祭が開催される場所であることです。日本映画もランクインするので日本国内からの注目度も高く、2025年には三原羽衣が最優秀演技賞を受賞したことが有名です。また、モントリオールには世界中のゲームファンを虜にしているUbisoftやElectronicArtsなどのゲーム開発事務所があることでも有名です。残念ながら会社内を見学するようなプランは見つかりませんでしたが、それでも面白いゲームを開発している会社のビルはゲームファンとしてテンションのあがること間違いなしでしょう。ちなみにアサシンクリードやレインボーシックシージも、カナダのモントリオールにあるUbisoftのVantageStudiosという場所で作られているので、興味のある方はカナダGP観戦のついでに建物だけでも見学してみてはいかがでしょうか。

まとめ

カナダGPは事故が多発するサーキットでもありますが、改修を経て面白いレースが見られるようになりました。特にチャンピオンズウォールはドライバーのブレーキングテクニックの差が表れやすい場所ですし、カジノストレートはF1のトップスピードを体感できるロングストレートになっています。しかし、これらのセクションを観戦できる場所は観戦料金も非常に高いので、私がもし現地観戦に行くなら少し値段控えめの観戦席にして、モントリオールの他の観光地でも遊べるような旅行プランにします。

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